プロの発想

より住みやすい環境へ

リフォームの打ち合わせイメージ

住宅のリフォームは経験豊かな住民は少ないので、家族間で話し合いをしても住民同士で会議を開催してもそんなにいいアイデアはでてきません。 こうなったら便利だよね、こうしたら使いやすいよね、といった要望ならいくらでも湧き出てくるでしょうが、費用を考えると実装可能かどうかは別の問題になり素人が集まって話し合ってもそれが有意義な会議になるとはかぎりません。 頼りになるのはなんといっても専門の業者ですので、いつ頃どこをリフォームをしたいか見えてきたら一度現場を見にきてもらいましょう。 そこでプロのアイデアも取り入れながら素晴らしいプランを練るのです。 烏合の衆で話し合うよりもきっと有意義なミーティングをすることができますし、プロの発想ならではの最適な計画を立てることが期待できます。 リフォーム計画が無事に完成したらその内容で見積もりを出してもらいましょう。 誰もが納得できる内容かしっかり確認しますが、金額だけしか見ないようではあとから悔やむことになりかねないので隅々までチェックしましょう。 いつから初めて工期はどれほどか、保証期間はちゃんとあるかなどを見落としたばかりに後悔する人もいるので、ここを抜かってはいけません。 すぐにでも改修に取り掛かってもらえると思っていたら一ヵ月後から始まる内容だったせいでこちらのスケジュールがめちゃくちゃになったり、アフターケアが万全でなかったので想定外の追加の出費が発生したなど、契約内容に起因するトラブルの話も少なくはありません。 また戸建ての住宅ではないので駐車場の問題や近隣住民への配慮などマンション特有の注意事項もいくつかあるのでその配慮も欠かせません。 改修工事の実績がたくさんある業者だからと油断してはダメで、集合住宅での実績を積んでいる業者でなければ安心してお任せすることができないのです。 このふたつは共通する部分も多いのですが、全く同じに考えてはいけないことは両方を経験した方ならなんとなくわかっているでしょう。 工事自体にそう違いはありませんが、集合住宅では同じ建物を共有している住民への配慮がなければ気持ちのいいリフォームは成立しません。 何台ものトラックが道を塞いでしまったり機材の搬入で隣家の生活を邪魔してしまうと、ご近所付き合いに悪い影響が出てしまいます。 なので集合住宅にも強い業者を選択することがリフォームを大成功へと導くことも踏まえて業者選びをしなければなりません。 安ければいい、近くだから都合が良さそうだと安易な基準で決めてはならず、いい仕事をしてもらえそうな業者を選びましょう。 業者も日時も決まったら改修工事がスムーズに行えるよう家の中を片付けます。 工事中は家を空けて別の場所で寝起きすることも考えられますが、そこまでする必要がなければ余計な荷物を片付けるだけでなんとか工事をしてもらうことになり、場合によっては貸し倉庫のような場所を利用して家の中のすぐには必要ない荷物を移動させておくことになるでしょう。 キッチンリフォームなら玄関からそこまでの経路を塞ぐ障害物をどかしておかなければ作業が進みませんし、工事中はほとんど使われない家具や収納された食器棚や食卓も他所へ移動させておければ、そのほうが工事をする人も喜びます。 水が使えないほど困りはしませんがお料理をすることができない日がしばらくは続くでしょうから、その間は外食をするかコンビニやお弁当屋で購入して食事をすることになり、食事や調理に使う食器や器具はどこかへ片付けておいてもそれほど困りはしないでしょう。 何人もの作業員が出入りして設備を入れ換えるような大掛かりなリフォームの場合、部屋の中の家具類やオブジェをその期間中にどうするかも決めておいたほうがいいかもしれないのです。 ちょっと移動させるだけでいいなら手間もかかりませんがそこで生活を続けるなら不都合はないか、一時的に外へ運び出しておいたほうがいいのかも考えましょう。